oregano note

シンプルで合理的な生活

刈谷の和菓子店「荒川菓子舗」

お茶席に出すような、いわゆる銘店の和菓子というのは甘い。
愛知県下ならば、半田の松華堂などが有名だが、やはり甘さが強い
お茶席に出すことを前提のために抹茶との相性もあるし、昔ながらの製法では保存のためにも甘さが必要だから仕方がないし、菓子好きな人はやはり甘みが少ないと物足りないだろう。

そうでない甘さが控えめの和菓子を求めるなら、街中の店を探すのがいいだろう。
刈谷の小垣江駅の近くにある荒川菓子舗はそんな店だ。

以前、お付き合いのある方に手土産でいただいて以来、仕事で刈谷を訪れた際は、時間があれば足を伸ばして買いに行くこともある。
ちなみに以前この記事で書いた店がここである。 

www.oreganonote.com

洋菓子店と半々になっている店(洋菓子はローツェアラカワ)であり、地元では冠婚葬祭用途にも使われるという。
実のところ、今までの経験だとあまり期待はできないタイプの店だった。

だが確実な固定客が多いためか、過剰な宣伝文句もない。
格別に洗練されているわけではないが、ほとんどの菓子が100円台なのにあまりハズレがない。
細かく気の利いた接客ではないが、態度が悪いとか常連さんとばかり話しているという感じはない。

ちょうどいい感じの店だった。 

f:id:OREGANO:20171013144109j:plain

今回、秋の味覚をと思い、栗の菓子を買って帰ることにした。
栗といえばこのあたりでは中津川や恵那の有名店のきんとんや、あるいは洋菓子の有名店のモンブランがある。
ただ前者は品質の割に価格が高くどちらかといえばお使い物だ。
後者は昔は悪くなかったのだが、なんだかすっかり味が落ちたのと、以前、箱詰めでひどい目にあってからすっかり足が遠のいてしまった。


今回、選んだのは栗蒸し羊羹、そして定番のひとつ麩まんじゅう。
きんとんもあったのだが、せっかく加賀棒茶が手に入ったので、きんとんよりも羊羹を選んだ。

栗蒸し羊羹は1棹はさすがに多いので、一口サイズのものに。

f:id:OREGANO:20171013144124j:plain

羊羹にしては予想以上に甘さ控えめでネットリ感も少なめ。
おそらく和菓子の好きな人には好まれないタイプだろう。
ただ個人的にはちょうどいい塩梅であり、ほうじ茶でいただくには向いている。

麩まんじゅうはいつもの味だがちょっと固めかもしれない。

日常で、ちょっとお茶にしましょうというときに甘いものをというときには、こういったほどほどの価格でスーパーやコンビニで売っているものよりももう少し美味しいものが食べたいのだが、意外とこういうお店を探すのが難しい。
できれば仕事で出かけることの多いところにもう何店舗か開拓すれば、愉しみも増えるのだが、なかなか見つからないでいる。