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シンプルで合理的な生活

安城市の和菓子店「両口屋菓匠」

和菓子といえば京都だが、愛知県も尾張藩からの茶の湯の文化があり、11代将軍徳川家斉の時代には尾張や三河の庶民の間でも大流行したことで、抹茶を気軽に飲む文化があり、和菓子店も多く存在する。 洗練された銘店の多い京都と比べると、愛知では手軽な庶民的なお菓子のレベルの方にみるべきものがあるのだが、それでも評価の高い店はいくつかある。

安城市の両口屋もそんな店のひとつだ。

JR安城駅南口すぐに店舗を構える和菓子店で、店の来歴によると、もともとは知立市にあったという。 つまり東海道五十三次の池鯉鮒の宿に茶店を構えていたのが発祥だそうだ。

両口屋というと、名古屋の両口屋是清から暖簾分けをした店のようなイメージだが、そうではないらしい。 池鯉鮒の茶店が両側に入口があった、というのが由来とのことだ。

実は知立にも同じような来歴を持つ両口屋がある上、西三河ではそうめずらしい店名ではないため、おそらくは皆元は同じなのだろうと勝手に推測している。

安城の駅前だが店舗自体は大きくはない。 こじんまりとしたビルの1階に入っている。このビルは自社ビルだそうだ。

和菓子 安城両口屋菓匠 外見

客足は多く、いつ訪れたときも、たいてい菓子を選び会計を済ませるまで、数人の客が出入りしている。

安城へは電車で訪れるため実際に利用したことはないが、駐車場が用意されているとのことで、買い物をするとチケットをくれることになっている。 また一度自転車で遠乗りをした際に寄ってみたが、店舗前の自転車置き場らしき場所はいつも空きがないので離れた場所に止めるほうがよいだろう。

絶品とは異なるが、どれも基本的に間違いのない味である。 そのため単に自分用のお茶請け以外にも、日持ちがするものは取引先の手土産やご進物にも利用させてもらっている。

和菓子 安城両口屋 桜餅上生菓子

上生菓子は甘めだが上品であまり後を引くことはない。 濃い抹茶と一緒にいただくのに向いているだろう。

両口屋菓匠 愛知県安城市御幸本町2-1 http://ryouguchiya.com/