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定番から選ぶ~ティーセットの選び方・揃え方

はじめてのティーセットは定番から選ぶ

ペットボトル飲料やコーヒーが全盛期とはいえ、やはり来客用にひとつはティーセットを揃えておきたいですよね。 しかしデパートやネットの洋食器売り場をのぞいてみても、あまりにたくさんのメーカーがあり、さらにシリーズがあるので、いったいどの食器を選べばいいのか困っていまいます。

はじめて揃えるティーセットは何が良いのか?

答えを先に書いてしまうと定番を選ぶことです。 つまりそのメーカーでのもっとも普遍的なシリーズ、つまり定番を選ぶことがたいせつです。

では、どうして定番でなければならないのでしょう?

西洋のテーブルにはひとつの思想があります。 それは一緒にテーブルを囲む人々は、主人も客も平等だという思想です。 円卓という言葉をご存じでしょうか? ウェールズの伝説の王、アーサー王とその騎士たちの物語で、円卓の騎士の由来です。

ですので食器も同じデザインのものを使います。 日本ではそれぞれが異なる食器を使いますが、西洋では同じデザインの食器を使うのです。 主人も客も対等の存在、というのが西洋のマナーの根底にあります。

割れたときにはもう一客

さてあなたがティーセットを揃えたとします。 もしカップが一客、割れてしまったらどうしますか?

そのときはもう一客、買い足すだけです。

定番のシリーズは何十年、あるいはそれ以上、長期にわたって製造販売されていきます。 それこそ、こどもや、孫の世代になっても、ひとつのシリーズのティーセットを使い続けることができます。

だからやはり購入すべきは長年続いている定番のシリーズなのです。 メーカーの商売ですので、目新しいシリーズや限定品を出してくるのですが、いつまで販売されるかはわかりません。 趣味で何客も揃えるのならばともかく、ひとつのシリーズだけとなるとあまりよい選択ではないですよね。

まずはカップ&ソーサーから始めよう

とはいえ、ティーセットをひととおり揃えるとなるとそれなりの金額がかかるのもまた事実。 それに揃えたものの、やはり趣味とは違うかなとか、こちらの方がよかったかなとおもうこともあるでしょう。

あるいは、ティーセットそのものがそれほど必要なかったとか。

そこでまずはティーカップを1客、あるいは2客を購入してみることから始めてみてください。 もっともよく使用し、使い勝手が気になるのがティーカップです。 持ち手の形状が手に合うか、絵付けや色彩は好みか、実際になんどか使用してみることがたいせつです。

順序としては、

ティーカップ&ソーサー → ティーポット → (ティーカップ追加) → クリーマー → その他

その他はなくても構わないかもしれません。 ティーカップの追加もお好きなタイミングでどうぞ。 足りなくなったときがベストでしょうか。

定番のティーセットシリーズ

各ブランドの定番から、3つのシリーズをピックアップしてみました。 100年単位でそのモチーフが発売されているようなメーカーの代表的なシリーズです。

ウェッジウッド フロレンティーン(ターコイズ)

ウェッジウッド フロレンティーン

世界を代表する陶磁器メーカーであるウェッジウッドで、フロレンティーンのデザインが誕生したのが1874年。 フロレンティーンのいくつかのパターンのなかでも、カップの内側に施されたグリフォンのモチーフとターコイズブルーの色彩のものは、紅茶の水食を美しく引き立てるタイプ。 ボーンチャイナに特有のやわらかな白い磁肌は、魅力的な午後のひとときをもたらしてくれるでしょう。

ウェッジウッド フロレンティーン a8

ヘレンド アポニー(グリーン)

ヘレンド アポニー

アポニーの誕生は1860年代の終わり頃とされています。 ハンガリーの貴族アポニー・アルバート伯爵による急な注文に応じ、同じヘレンドのインドの華をベースにしてつくられたのは有名な話です。 アポニーは多色展開されているシリーズですが、選ぶならやはりヘレンドグリーンと呼ばれるこの色。 グリーンに金彩で彩られたカップは、上品なティータイムを演出するのにぴったりです。

ヘレンド アポニー a8

マイセン ブルーオニオン

マイセン ブルーオニオン

マイセンを代表するモチーフといえば、このブルーオニオン。 誕生は古く1739年にまでさかのぼると言われており、この有名なデザインはこのマイセンから生まれました。 オニオンといいつつも、本当はタマネギではなくザクロなのはご愛敬ですが、白地に青い彩色は昔から白磁のもつイメージを最大限に引き立てる、まさに磁器の王様といったところ。 どんなお客様をお迎えするときでも申し分のないステキなティーセットです。

マイセン ブルーオニオンa8