oregano note

シンプルで合理的な生活

岡崎(三河地域)のいが饅頭

岡崎というよりは三河地方でひな祭りの前後に食べられているお菓子にいが饅頭がある。
もっとも地域によってことなり、たとえば我が家ではおこしものという米粉を木型に入れて蒸したお菓子だった。
同じ豊田でも足助の方では竹筒に寒天を入れた竹寒天やつぼんこと呼ばれるものを食べるという。
それ以前に、いが饅頭は全国的に存在するお菓子であり、北関東のいが饅頭が有名だろう。
ただ写真で見ると、この当たりのいがまんじゅうとは少し雰囲気が異なる まんじゅうに赤飯をまぶしたもののようだ。

愛知県のいが饅頭は、全国的にはいが餅と称されているようで、こしあんのまんじゅうに、三色に染めたもち米を載せたものだ。

いが饅頭の名の由来としてはいくつかあり、有力候補の栗のイガ以外にも、飯の香、稲の花、そして家康の伊賀越記念という説もある。

伊賀越えに関しては本当か嘘かと言えば、たぶん嘘だろう。
家康にとって三方原で信玄に完敗した時や、三河の一向一揆のときに並び、伊賀越えも人生の大きな危機であり、むしろ苦々しい思い出に違いない。
本当だとすれば、自軍選手のケガをもネタにしてしまうカープのグッズみたいなウィットに富んだものだろうか。

ただ服部半蔵として有名な、伊賀の服部氏が祖父清康の代から仕えており、現在でも伊賀町という地名が岡崎にあるように、地名としての伊賀がこのお菓子の命名になんらかの関わりがあった可能性も考えられそうだ。

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写真のいが饅頭は岡崎に仕事ででかけたついでに購入。
例の備前屋だが、2月から3月の上旬にかけて、西三河では一般的な街なかの和菓子屋や、それこそスーパーでも売っている。

先日の水野氏の史跡には2月にでかけているのだが、忙しくてなかなかアップすることができないでいた。
このいがまんじゅうも3月の初めに買ったものだ。
さすがに3月中旬のこの時期には販売が終了しているかもしれない。

本当は上のもち米の色は、赤、緑、黄色の3色で、本来ならば黄色のまんじゅうもあるのだが、さすがに3つも食べるのは辛く、ふたつだけの写真である。