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シンプルで合理的な生活

日本語の文章を書くフリーのテキストエディタならMeryがおすすめ

スマートフォン全盛の時代、PCを使うことが出来ない人も増えているが、やはり文章を書くのはPCが便利だ。 もう少し正確に言うなら、物理キーボードである。

とはいっても、今回はキーボードではなく文章を書くためのテキストエディタの話だ。 (キーボードはまた別の機会に)

ここのところWindowsはあまり活気がなく、リリースされるのは多くはスマートフォンのアプリである。 プラットフォームとして枯れてしまったのだろう。 現状あるソフトでじゅうぶんなところも多く、個人で開発を楽しむプログラマはスマートフォンへと流れているのではないだろうか。

エディタもまた同じで、近頃はWindows用のテキストエディタで個人開発をしているものはあまり稼働していない。 最近では、ATOM、Sublime Text、VisualStudioCode などを始めとするエディタが人気である。

Windowsに限らずMacやLinuxなどクロスプラットフォームだったり、UIがイマドキのものであったりと、一昔前の無機質なエディタのイメージとはずいぶんと異なり、洗練されたソフトウェアとなっている。

ただこれらのエディタはプログラムやスクリプトの記述に比重が強く、そして海外で産まれたエディタである。

そのためアルファベットのコードを書くことを念頭に置かれているため、日本語の文章を書くためのエディタとしては、微妙に使い勝手が悪かったり、オーバースペックだったりする。

Windowsのフリーのエディタ○○選! というような記事はよく見かけるのだが、たいてい、こうしたプログラマーやスクリプターのためのエディタのリストである。

別の見方をすれば、PCで文章を書くことを主眼に置かれたソフトの需要は、今となっては少なくなっているのだろう。

もちろん用途としては困りはしないのだが、ある程度の時間をかけて長い文章を書くときには、可能な限り脳と作業が直結している方が望ましい。 作業に没頭したいのである。

そして自由に使いたい。 インストール先のフォルダを指定されるのではなく、レジストリを汚さず、USBメモリにでも入れて持ち運べるくらいの方がいいのだ。

そんなわけでシンプルな国産エディタは必需品なのだが、以前は多く登場していたが、開発が事実上、止まっているものがほとんどだ。

もちろんシンプルが故に互換性が高く今でも使えるエディタもあるのだが、古いOSの時代に最後のバージョンアップがなされたエディタでは、なにかあったときにも対応がなく、そのまま使えなくなる可能性が高い。

最近のお気に入りのテキストエディタ Mery は数少ない現在開発が続けられているフリーの国産エディタだ。

テキストエディタ Mery

Mery(Haijin Boys Online内) http://www.haijin-boys.com/

MeryはKuro氏によりdelphiで開発されている。 シンプルで軽い上に、個人的に文章を書くエディタとして重要視している、

  • 左右どちらにも階層表示が可能なアウトライン機能
  • Unicode対応
  • 指定文字数で折り返し、簡単に切り替え出来る
  • 物理行での行番号表示
  • 文字を美しくレンダリング表示するDirectWriter
  • IMEで変換中の文章がリアルタイムで反映されるトゥルーインライン入力

これらの機能はすべて搭載されている。

この他、簡易印刷機能、正規表現、タブ切り替えにも対応しており、文字カウント機能もマクロとして用意されている。

クラウド内のテキストファイルを直接編集する機能はないが、同期フォルダに保存するようにすれば、どの環境でもやり取りは可能だ。 テーマが設定可能で、ATOMのOne Darkや、VCの Son of Obsidian を移植したテーマがユーザーにより作成されている。

もちろんプログラムやスクリプトに使用しても問題ない。

秀丸エディタやWzEditorのようにWindows普及期から長く続いているエディタには、これらの機能はほぼ搭載されているのだが、有料であり決して安い金額ではない。 ATOMがフリーのことを考えると、やはり高く感じてしまう。

そうしたなか、日本語の文章を書く仕事を中心に、ブログ、レポート、小説などの長文から、ちょっとしたOS上の設定ファイルの書き換えまで、Meryは幅広く活躍してくれるだろう。