oregano note

シンプルで合理的な生活

C-300系の高級軸を求めて。エナージェルフィログラフィを選ぶ

C-300系のボールペン

海外の油性ボールペンの多くは、パーカー互換と呼ばれるリフィルを使用しているため、同タイプのリフィルは基本的にはどのボールペンでも使用することができるのは有名だ。

一方、日本では、いわゆるC300系と呼ばれる、ゲルインキボールペンとなめらかな新油性で愛用者の多いジェットストリームのリフィル、そしてC4系の複合ボールペンのリフィルがメジャーである。 この手のリフィルの互換情報はさまざまなブログが発信しており、読んでいるだけでも愉しい。

私はC300系の筆記具が昔から好みで、シグノやサラサ、そしてエナージェルは使いもしないのについつい買ってしまう。

ボールペン4種類
右上からオートのリバティ、ぺんてるエナージェル赤、パーカーソネット、エナージェルフィログラフィ

優良だけどベーシックすぎるオートのリバティ

日本のボールペンは油性、ゲル、水性など様々な種類のボールペンが山のように発売され、それこそ価格だけなら何万もする海外製のボールペンなど比べものにならないほど機能的で書きやすいのだが、その反面、素敵な軸が少ないのが筆記具好きの多くの人の悩みの種である。

この300系のちょっと良さげな軸ではオートのリバティが有名ではあるが、扱っている店が少ないのが難点だ。 私はたまたま駅前の書店の文具コーナーでみつけたときに確保しておいたのだが、この間覗いたらもう扱っていなかった。

デフォルトのリフィルの関係で水性ボールペンとして販売されているが、こだわる必要はない。 キャップ式で機構が複雑ではないのでほとんどの300系リフィルが使えるので、自分の好きなリフィルに変えて使うことができる。 特に太軸はなかなか書きやすくC-300系の軸として愛用している。

ただあまりにベーシックすぎるデザインであり、面白味がまるでないのと、やはり1000円という価格のためか、見た目と異なり持ったときに金属の薄さを感じるところが残念である。

オート 水性ボールペンリバティ

クリップに不満のサラサグランド

しかし最近のボールペンブームもあってか、C300系の高級軸も増えてきた。

昨年2016年の秋にゼブラから発売されたサラサグランドは金属軸を使用する高級路線だった。

サラサについては今更説明するまでもないだろうが、ゲルインクのなかでもシグノとともに人気のシリーズだ。 今はほとんど使用していないのだが、それでもペン立てにはサラサのブルーブラックは常に用意している。

だが、このサラサグランデはノック式でありペン自体は悪くないのだが、店頭で触ってみると、クリップのデザインが悪く、ノックの際にどうも邪魔なのだ。 なにしろ1000円程度のボールペンなのでそのくらいは仕方のないことかもしれないが、通常のサラサクリップでは問題がないこともあり、のちのちやはり不満が強くなるだろう。 そのため最終的に購入は見送ることにした。

本命のエナージェルフィログラフィ

その直後に、ぺんてるも高級軸として、エナージェルフィログラフィを発売した。 個人的な好みのエナージェルということでもあるが、この高級軸はこのなんと回転繰り出し式なのである。

カラー展開も多彩で、ブラック、ダークブルー、ターコイズブルー、ホワイト、シルバーの5色。 やはりボールペンではめずらしいターコイズにするべきか、それとも店頭で惹かれたダークブルーにしようかとずいぶんと悩んだのだが、最終的にダークブルーに落ち着いた。

ぺんてるエナージェルフィログラフィ ダークブルー
ぺんてる エナージェルフィログラフィ ダークブルー

最初に入っているリフィルは0.5のニードルポイントのもの。 だがエナージェルを使うなら最低でも0.7で、できれば1.0のヌラヌラ感がほしい。

今は1.0の赤を入れて赤のサインペン代わりに使っているのだが、赤を入れるなら、軸がダークブルーはどうもイメージと違うようだ。 やはりブラックかブルーにして、万年筆代わりに使いたい。 今後の候補としては、サラサかシグノのブルーブラックが合いそうだ。

欠点もあるが定価2000円ならじゅうぶん過ぎる

気になるのは、謳い文句の回転繰り出しが微妙に渋い点。 以前紹介した、伊東屋のボールペンROMEO No.3がするりと回転するのと比較すると、やや力がいる。 ボールペンの価格は使い勝手に必ずしも比例しているわけではないのは今更だが、こうした可動部分の構造にはかなり影響が出るのだろう。

あと高級感はどうしても劣るのも仕方がない。 たしかに、定価2000円には見えず、上の写真のようにパーカーのソネットと並べても一見それほど変わらないようにもおもえるのだが、よく見るとやはり小さな部分で見劣りする。

もちろんこれらのボールペンとは価格が数倍も異なるので仕方がないというか、様々な箇所にコストの差が出てくる。 また同じ300系軸ならば、上に上げたリバティの方が多くの人には持ちやすいだろう。

特にリバティやサラサグランドが1000円に対し2000円ということもあって、人気も少し劣るようだ。

とはいえ、C300系の高級軸ではカラーも豊富で手に入りやすいので、サラサやシグノ、ジェストも入るので1本持っておいて損をすることはないアイテムではないだろうか。

ぺんてる エナージェル フィログラフィ