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シンプルで合理的な生活

ビジネスマンがポケットにしのばせたいボールペン

ホテルのフロントでのチェックイン、大切な商談の契約書、クレジットカードの支払いetc. スマートなビジネスマンは、備え付けのペンではなく、スーツの内側の胸ポケットからさっと自分の筆記具を取り出してサインをする。

世間では、一昔前にポケモンなる言葉がはやったように、この手の筆記具はモンブランのマイスターシュティックを挿すというイメージがある。 けれども個人的にこの様式には疑問がある。 まずモンブランはあまりおすすめできない。 あの星のマークは相手に印象を残すことは間違いないが、さりげなさがなく、スマートではない。 また浮いた印象をも与えてしまうだろう。

それに表側のポケットには挿さない方がいい。 挿すのはスーツの裏ポケットかワイシャツの胸ポケットだ。 また最近はやりの万年筆よりも、複写にも対応できる油性ボールペンの方がよいだろう。 今でも複写式の伝票や書類は少なくない。

そこで、ビジネスマンがポケットに忍ばせておきたいボールペンをリストアップしてみた。

今回のリストは男性向けのボールペンばかりになっているのはご容赦いただきたい。 女性向きは改めてリストアップしてみたい。

アウロラ タレンタム ブラック D31-N

アウロラ タレンタム ブラック D31-N

クオリティにばらつきの多いイタリアの筆記具メーカーのなかで、アウロラは安定した品質を誇るブランドである。 タレンタムは1999年に登場したシリーズで、次世代に向けたというキャッチコピーのとおり、これまでのアウロラとは異なった印象を与えるデザインだ。 店頭ではカラフルなオプティマの方に目が向くが、タレンタムのオールブラックはシンプルで落ち着いた風格があり、持ったときのバランスもよい。 オプティマのセルロイド樹脂を独自改良したものではなく、新たにレジン樹脂にクロム仕上げを用いた逸品である。

サイズ: 138mm x 12.6mm 26g

アウロラ タレンタムa8

ペリカン スーベレーンK600 グリーン

ペリカン スーベレーンK600 グリーン

ペリカンのボールペンを手に入れるならぜひ回転式であるスーベレーンK600以上のシリーズをおすすめする。 K500シリーズまでは機構がノック式で、スマートさに欠けるし、なにより筆記時の安定度はノック式よりも回転式の方が高い。 600シリーズ以降との価格の差によるコストダウンがここに現れている。 スーベレーンK600には緑縞、赤縞、青縞、そしてブラックの4色があるが、やはりペリカンといえば緑縞を選ぶのが吉か。

サイズ: 131mm x 11.5mm 25g

ペリカン スーベレーンK600a8

パーカー ソネットオリジナル マットブラックCT

パーカー ソネットオリジナル マットブラックCT 一見、細身でこぶりではあるが、手にするとしっかりとした重みのあるボールペンである。 もちろんクリップは矢羽根をモチーフにしたパーカーの伝統的なデザインだ。 ソネットには一般的なラッカータイプのボディだけでなく、光沢を消したマットブラックもラインアップされる。 特にマットブラックの黒い軸は、さらりとした手触りとともに、落ち着いた大人の雰囲気を醸し出す。

サイズ: 146mm x 9mm 25g

パーカー ソネットオリジナルa8

伊東屋 ROMEO No.3 細軸 ブラック

伊東屋 ロメオ No.3 細軸 ブラック 最後に日本の文房具から伊東屋のロメオのボールペンを紹介したい。 しのばせるというのに高価な海外ブランドはちょっと….という紳士にも満足できる品だ。 リストの中ではもっとも廉価だが、持ったときのバランスがとてもよく長時間のライティングもこなしてくれる実力派である。 筆記具としての能力も、そのデザインも上記の海外ブランドと比べても勝るとも劣らない。

サイズ: 140mm x 11mm 25g

伊東屋 ROMEO No.3 細軸a8

ここにあげたボールペンには、ひとつ共通する特徴がある それはリフィル(芯)がすべて一般にパーカー互換リフィルと呼ばれるタイプである。 日本の筆記具は独自のリフィルが多いのだが、海外のメーカーの多くがこのパーカー互換リフィルを採用している。 国際規格であり世界中で販売されているため、国内のみならず国外で出張中にインクが切れてしまった場合でも、安心だ。

さて、このなかからひとつおすすめしろと言われたら、私は伊東屋のロメオから細軸のボールペンを選ぶ。 100円の使い捨てボールペンを使っている人が本格的な筆記具を持つと、最初は重いと感じるかもしれない。

しかし伊東屋のロメオはバランスが実にすばらしいのだ。

適度な重量感で複写式の伝票も苦にせず、ポケットに忍ばせるだけでなく、普段使いにも文句はない。 私自身としても、もっとも出番の多いボールペンである。特に何枚も書類にサインをすることがわかっているときには、必ずこのボールペンを持って行く。

元々、日本のボールペンは100円のものですら有名ブランドをしのぐ性能を持っており、伊東屋のロメオはその実力がいかんなく発揮された製品だ。

だからこそ、万人におすすめできるボールペンである。