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シンプルで合理的な生活

ゆるキャン△の志摩リンに対する共感

なんだか妙な方向に話題になっていた『ゆるキャン△』だが、我が家ではアマゾンのプライムビデオで夕食時に視聴している。

元々は、家族のひとりにコミックの方をすすめられていたのだが、掲載誌から最初は躊躇していた。
どうも、女の子たちが集まってただキャッキャウフフしているようなものを、愉しめなくなっている上に、タイトルからしても、あまりストーリーがないのかなと勝手に思い込んでいた。

だが、ふとしたときに試し読んでみて、気に入って全巻買ってしまった。

予想とはかなり違った物語であったのもそうだが、志摩リンというキャラクターにとても共感を覚えたからだ。

ゆるキャン△ 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

ストーリー自体はちょうどアニメ化されて放送されている最中なので、あちらこちらで紹介されているのだが、端的に言えばキャンプをテーマにした女子高校生たちの青春群像劇だ。
なかでもこの志摩リンと各務原なでしこのふたりが中心となって物語は進んでいく。

このふたり、性格が正反対で、人懐っこく他人と関わっていく各務原に対し、志摩は基本ひとりでの行動を好むタイプとして描かれている。

ソロキャンパーであり、高校生活もソロプレイヤー気質が強い。
各務原が野外活動サークル(野クル)に所属しているのに対し、志摩はキャンプ地へはスマートフォンで情報を集めつつ、スクーターやミニベロで移動する。
舞台は山梨だが、長野や静岡にまで遠征するシーンもある。
読書家であり、特に現地ではゆっくりと本を読むシーンが多くなっている。

とはいえ、他人と接することを拒絶しているわけではない。
会話やちょっとした気遣いもできるし、他人とキャンプをする楽しさも感じている。
べったりは苦手でもほどほどの距離感が好きで、目的に向けて自分のペースで淡々とこなしていく性質なのだ。

彼女に影響を与えた祖父がひとりで全国を回っているのも大きいのだろう。


似たタイプとして思い出すのが『山賊ダイヤリー』だ。
キャンプではなくハンティングと分野は違うのだが、一応、アウトドアをテーマにした作品である。
作者の岡本さんの体験を元にしたストーリーで、彼は仲間とも行動するが、ひとりで淡々と猟をすることも少なくない。

山賊ダイアリー(1) (イブニングコミックス)

私もひとりでの行動が好きだ。
家族とでかけることもあるし、人と愉しむことも嫌いではないが、どうしても気疲れしてしまうところがある。

特に体調を崩してから、かなり気をつけて無理をしないようにしていることもあり、なるべく外出をするときは休憩をしっかりととるようにしていることもあり、たとえ家族とでもペースを乱してしまうことに申し訳なくなってしまうのだ。

ちょうど作品の影響で、我が家もキャンプに行きたい気運が高まっていて、それは楽しそうなのだが、反面、躊躇している自分もいる。

 

Lakes


ネットでは、やたらと人付き合いの良いパーティーピーポー系か、あるいは他人と相対すると挙動不審になってしまうような、両極端の性質の人間がクローズアップされる。
だが、普段ひとりで行動するのが好きでも無コミュというわけではない人も少なくない。
Amazonでのレビューで、バイク乗りのソロキャンプ体験者からの共感があるのも、そんなところではないだろうか。