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注目すべき2017年上半期に発売されたAndroidスマートフォン

日本国内では歪な販売方法もありキャリアではiPhone1強という状況だが、グローバル市場ではAndroid系のOSを採用した様々な面白いスマートフォンが登場している。
モバイル市場の現時点を確認するためにも、メーカーの代表モデルは軽く抑えておいて損はないだろう。
2017年の上半期に発売されたスマートフォンのうち、注目すべきモデルを紹介したい。

2017年上半期注目すべきスマートフォン

Samsung Galaxy S8 / S8+

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サムスンのGalaxySシリーズは、もっとも完成されたアンドロイドスマートフォンと言われる。
GalaxyS8も、ピンからキリまでのスマートフォンの中でも、きわめて上位に位置する端末だ。
 
格別、大きな特徴があるというわけではないが、スペック、高級感、動画再生、スピーカー、カメラなど、アンドロイドスマートフォンとしてほぼすべての面で最高水準を誇る。
近未来的な外観に、大型のディスプレイも従来より縦長になりより持ちやすくなっている。
 
コングロマリットな企業であるSamsungにとって、メモリ、ディスプレイなど主要なパーツの多くを自社グループで生産が可能なのも強みである。
傘下に収めたオーディオメーカーAKG製のイヤホンも付属している。
 
欠点になりそうなのは、指紋センサーの位置が背面のカメラレンズに近く、誤ってレンズに触れてしまう可能性が高い点か。
 
昨年登場したNote7は、2016年の下半期の大ヒット商品になるはずが一転、バッテリーの発火事故で世界的な問題となり、大きな損失を出した。
そのためGalaxy S8は必ず成功させなければならないスマートフォンであり、実際、発売後1ヶ月でグローバル市場で500万台を販売するなど、従来のGalaxy Sシリーズを上回る好調ぶりである。
 
日本ではNTTドコモとauから発売されている。
 

HTC U11

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台湾HTCは、以前は当時世界トップであったNokiaを抜き、スマートフォン販売台数でトップを取ったこともある企業だ。
一時の勢いはないものの、今でもGoogleのPixelの製造を受注するなど、大手メーカーのひとつである。
 
HTC U11でまず目を引くのは本体の美しさだろう。
画像ではわかりにくいが、ガラスを何層も貼り合わせたボディは、どのカラーも光の向きでさまざまな色に変化し、目を引くことは間違いない。
 
スペックもハイエンド端末として申し分のない。
カメラは評価機関のDxOMarkで、現時点で最高点を獲得しているし、付属のイヤホンを利用することで、アクティブノイズキャンセリングやユーザーの耳に合わせたチューニングを行ってくれる。
 
日本ではauとソフトバンクから発売される。
ただ、このモデルの特徴的なカラーで、日本向けに開発したというソーラーレッドがなぜか日本では発売される予定がないのが残念だ。
 

One Plus 5

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中国のスマートフォン市場を統べるBBKグループでは、Oppoに代表されるように性能志向というわけではない。
販売方法も都市部にショップを開くやり方で、一般的な人々をターゲットにした戦略を行っている。
だが、同グループの中でOnePlusはハイエンド志向の強いブランドだ。
 
以前は招待制による購入しか不可能だった同社の端末だが、2015年の年末より制限が撤廃されている。
 
基本的に、年間に1モデルか2モデルのみの発売で、ハイエンド端末のみを投入している。
先日発表されたOnePlus5も 発表時点で最高レベルの部品を使用している。
 
またこれらのチップ性能を誇るメーカーと異なり、カメラの性能もきわめて高い。
 
今のところOnePlusどころかBBKグループ自体、日本への進出予定はまったくない。
ただフォーマプラスエリアには未対応だが、OnePlus5よりドコモの4G(LTE)のプラチナバンドであるバンド19に対応している。
 

Xiaomi Mi6

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一時はブームを巻き起こしたシャオミ小米科技。
昨年から苦境が伝えられており、事業自体がスマートフォンから家電へと移行しつつある。
それでも米粉と呼ばれる同社のファンの熱狂ぶりはかわらない。
 
Xiaomi Mi6は数あるハイエンドのスマートフォンでも価格性能費にきわめて優れた端末だ。
もっともメモリとストレージの低いモデルなら、日本円で約4万円台から購入することが可能というおそるべきパフォーマンスを誇る。
使用するセンサーの割に、カメラの性能がやや落ちるのが玉に瑕だが、他の同クラスの端末の価格が8万から10万円ほどと考えれば仕方のないところだろう。
 
これまでの中国メーカーの定番的なカラー以外にも、ブルーにゴールドのラインといった特徴的なカラーもラインアップされている。
 
先日TJCが日本での販売代理店契約を結んだことがニュースとなった。
だが今のところスマートフォンを正式に販売するかどうかはかなり不確かであり、mi6も当面は発売される可能性は低いだろう。
また現状日本語にもデフォルトでは未対応である。
 

Huawei P10 / P10 Plus

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世界的にシェアを伸ばしているHuaweiは春夏のフラッグシップモデルの型番を、Pシリーズとして命名している。
昨年のモデルであるP9より搭載されたLeicaと提携したカメラは今年のモデルでも健在。
RGBとモノクロのダブルカメラは、モノクロ撮影に定評がある。
 
もうひとつの特徴が米Pantone社と提携したボディーカラーで、グリーナリー(日本ではP10 Plus)、ダズリングブルー(同じくP10のみ)といったカラーがラインアップされる。
 
だが、昨今の半導体供給不足のあおりからか、当初の発表よりも劣る性能のメモリやストレージを搭載する機体があることが判明している。
体感できる違いはないが、その点に不満が残る。
またHuaweiはSoCに自社チップのKirinを採用しており、アイドルマスター・シンデレラガールズのようなSnapdragon系に最適化される重量級のゲームなどの再生があまり得意ではないため、ゲーマーは注意しておいたほうがいいだろう。
 
日本ではSIMフリースマートフォンとして、量販店やアマゾンを始めとするネット通販、MVNO各社から発売されている。
これまでどおりキャリアからの発売予定はない。
 

Sony Xperia XZ Premium

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昨年秋のSonyのスマートフォンはハイエンドとしては従来の改良といった退屈な端末だったが、今年発表された新しい Xperia XZ Premium は、特徴的なスペックを要した意欲作になっている。
 
デザインは前モデルの Unified Designを引き継いだボディだが、カーブを多用したデザインよりも衝撃に強く個人的には好みである。
また全体が鏡面仕上げされ、周囲の風景が鏡として写り込んでしまうほどのかなりの光沢感がある。
 
目立つのは Xperia Z5 Premium 以来の高精細な4Kディスプレイだろう。
そして現在ソニーはカメラセンサーで揺るぎないシェアを獲得しており、前モデルよりも大型化したカメラのセンサーを採用。
動画では1秒960コマのスローモーションビデオ撮影が可能となっている。
 
残念なのは音楽面で、Walkmanブランドではなくなってしまったとはいえ、音質に関してはあまり評価が芳しくない。
 
日本国内ではNTTドコモの独占販売となっている。
 

Asus ZenFone 3 AR

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エイサステックは今や日本のSIMフリースマートフォン市場で確固たる地位を築いたメーカーだ。
もともとはPCパーツや周辺機器といった分野でも日本国内で大きな知名度を誇っている。
 
ZenFoneARは、発表からしばらく待たされたが、ARとVRに同時対応した世界でただひとつのスマートフォンだ。
 
今年の最新のチップではないが、昨年の最高位のスペックを擁しており、2017年の時点でも劣ることはない。
 
日本ではSIMフリースマートフォンとして、量販店やアマゾンを始めとするネット通販、MVNO各社から発売されている。
これまでのAsusの行動からして、キャリアからの販売はないだろう。
 

下半期に発売が期待されるAndroidスマートフォン

ここまですでに発売されているハイエンドのスマートフォンを紹介したが、今年の下半期もすでに幾つかの端末が予想されている。
Google Pixel2Samusung Galaxy Note 8。この2つのモデルは鉄板だろう。
心配なのは半導体の需要と供給のバランスが著しく崩れている状況で、ハイエンドスマートフォンにふさわしい品質のパーツをどの程度確保できるかという点だ。
 
この他には現行モデルがあまり人気が出なかったLGの LG V30や、秋冬モデルの Huawei Mate 10 なども気になる存在である。さらにNokiaブランドを受け継いだ HMD Global の新製品が出るという話もあり、たのしみにしたいところだ。